ぼくは希死念慮に苛まれた社会不適合者の一般人。
「今のアナタを殺しても何も面白くないですね」
突如遭遇したシリアルキラーにすら呆れられる始末さ。
「仕方ないので、私があなたの生きがいを一緒に探してさしあげます」
突拍子もなく変な提案をしてきたシリアルキラーと、何故か行動を共にすることに。
「あなたが人生に楽しみを見いだし、やっぱり死にたくないと泣き叫んだ時、容赦なく惨殺してさしあげます」
「どうでもいいけど樹海は冷えるからスカートやめたほうがいいぞ」
「い、今すぐ死のうとするのやめていただけますか!?」
これは少し露悪的だが、まごうことなきボーイミーツガール小説である。