「つまりですね! 意識高い系の話し方をしている限り、なんでも思い通りにできるってことですよ!!」
意識高い系IT企業に勤めるサラリーマン、秋谷啓之は、帰宅中不慮の事故で命を落とす。
目が覚めると、そこは謎の空間で、隣には転生の女神を名乗る少女が立っていた。
曰く、ここで肉体を再生され、転移のような形で異世界に飛ばされるのだと。
興味を持った啓之は、会話の中でうっかり意識高い系語録をこぼしてしまう。すると、女神の少女は好奇心全開で詰め寄ってきて、知らない言葉だから学習させてほしい、そのお礼として加護の力も与える、という。
意味を掴みかね、困惑する啓之に対し、女神は言った――――。