都市伝説やオカルティックな事が好きな透子は、女子大生になりました。
色んな本やテレビ番組を見ては、ワクワクドキドキしていますが
本人にはまったくそんな特殊な力もないようで、ひそかに超能力や怪奇現象に憧れています。
今までは、そんなことを気軽に話せる友人もいなかったのですが
通い始めた大学に、占いサークル(同好会)があるのを発見し体験入会してみることにしました。
場所は、今は使われていない倉庫のような半地下の部屋。
いつも誰かがいるようで、いなかったりしてなかなか実態がつかめません。
恐る恐る扉を開けると、副部長の谷崎が目を閉じて座っていました。
自称オカルトオタクと笑う気さくな谷崎に、少し安心し
透子は1週間だけとりあえずお試し入会してみることにしました。
イケメンだという部長にはなかなか会うことが出来ないながらも
サークルのOB玉沢と、本当に存在しているのか疑わしい幽霊部員に囲まれながら
透子は不思議なサークル体験を始めるのですが・・・
現実世界と、半異世界のような存在のサークルで起こる透子のファンタジー体験物語です。
このサークルの在る意味とは? 副部長の谷崎は何者なのか? 透子はこのサークルに入ることができるのか?