吸血鬼の始祖として長く生きてきたクロム·エンシェント·ドラクル。小さな島国日本で、一人の男と奇妙な縁を結び、成り行きでその男の一族(狩谷家)をずっと見守ることになった。共に食卓を囲んでみたり、人に化け狩谷家の子供たちと学校へ通ってみたりと充実した日々を過ごしていた。 ある日、学校帰りに狩谷兄妹と共に異世界へ召喚されてしまう。召喚途中、とあるアクシデントからクロムだけ異世界ではなくその異世界を管理している管理者がいる場へ落ちてしまいーー。 これは、一人の地球産吸血鬼が、共に召喚された兄妹を探しつつそのチートっぷりを披露しいろいろやらかす、そんな話です。

前世である退鬼師の記憶を持つ桐生朔夜は、普通に今世を生きていた。ある日、買い物帰りにうっかりマンホールへと落ちてしまい、その先はなぜか森の中だった。意味もわからずさまよっていると上から二人の少女が降ってきてーー。 これは一人の元退鬼師が、異世界を旅する物語です。