戦争によって四肢を欠損させた人間種最強の魔術師は、消え入りそうな声で、魔物と称される青年アルマに告げた。
「灼熱の炎を、膨大な水を、鋭利な風を、轟く雷を、響く地面を。人間が思うがままに操作し、魔力と言う目の見えない事象によって、片手のみでその力を操る。おかしいとは思わないか?」
まるで世界が狂っていると告げた彼の言葉を、まともに受け止めないながらも、世界への疑いを持ってしまったアルマは、自らの出生の秘密を含め、世界の真実を暴くべく、行動を始める。
なぜ人は言葉一つで魔術と称される超常現象を扱えるのか。
なぜ魔物は人間を襲い、魔人を襲うことはないのか。
なぜダンジョンと称される戦いの場が設けられているのか。
なぜ彼には肉親がおらず、十一歳より前の記憶がないのか。
異世界ファンタジーの謎の全てに答えを見出す、重厚ファンタジー戦記開幕。
「言葉を発するだけで掌から炎が出る。その答えを探しに行く」
※縦組み推奨です。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2022年09月13日
オリジナル戦記 大陸統一戦記 大陸戦争 建国 闇堕ち/光堕ち 最強チートでも負け有 俺TUEEE!! 敵もTUEEE!!
読了時間:約98分(48,969文字)