五大種族。その学名を、エルフ、リオネス、エバーダ、エストロン、そして、ヒューマ。
幾千年の歴史を持つ五大種族の関係は、ヒューマの闘いの歴史といっても過言ではない。身体能力、知力、魔力、あらゆる面で他種族に劣っていたヒューマは、必然的に弱い立場に立っている。
差別、偏見、さらには奴隷まで存在し、一切の負の要素をヒューマが受けている状況。外交では、不平等条約を取り決められることは日常茶飯事だった。
しかし、それも仕方のないことだと、誰もが、ヒューマでさえそう思っていた。
『四大種族になるのも時間の問題だ』というのは、他でもない、ヒューマが一番感じていることだった......。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2020年05月05日
オリジナル戦記 ダーク 男主人公 西洋
読了時間:約5分(2,053文字)