―――藤枝梓は呪われている。前世の罪で何度生まれ変わっても、あらゆる不幸により18歳まで生きられたことがない。それが彼女に科せられた罰、なのだが…でもその罪、私がやったことじゃないよね?
呪われた神の生まれ変わり・梓(一応護衛)
呪い子と呼ばれ疎まれる皇子・時雨(一応主人)
神の加護を受けた稀人を尊ぶ天地(あめつち)の国、その王城の片隅で、呪われた二人は今日も(廃墟寸前)ぼろ宮で野菜を齧りながら生きている。
「そろそろ肉が食べたい」
「言葉にしても余計にひもじくなるだけだぞ」
運命に翻弄される神と人が、希望をとりもどすための物語
シリアス 和風 ハッピーエンド 呪い 加護 恋 転生 前世 師弟 愛 女主人公
読了時間:約232分(115,626文字)