僕、佐藤海斗は、無口で孤立気味な美人、斎藤瑞稀にひそかに想いを寄せるいたって平凡な高校二年の男子だ。
ある日修学旅行の班決めで偶然にも瑞稀と同じ班になり、楽しいメンバーで楽しい北海道の旅を満喫するはずだった。
だがそんな僕の平凡な人生は冬休みの課題未提出をきっかけに少しずつ狂い始める。
瑞稀とともに自分を囲む秘密を紐解いていく海斗。
二人はその過程で出会う様々な人々、物に心を動かされ徐々に打ち解けていく。
ただの修学旅行だったはずの壮大な旅の末に二人を待っていたものとは…
誰も予想しない衝撃の結末。
伏線に力点を置いて書き上げるスクールラブにミステリの要素を織り込んだこの作品をぜひ最後までお楽しみください。