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代表作 連載 7エピソード
大国アルビオン。 ここには長い伝統を誇る「予言下り」という行事があり、国民から絶大な信仰を集めている。 ある日、この行事において公爵家の令嬢である主人公、アイリス・フォン・ルーベンシュバインは「悪魔」と予言され、「いずれ鮮血で世界を染め上げる」と巫女から宣告されてしまう。 この前例のない不名誉な予言によりアイリスは他の有力貴族の令嬢たちから距離を置かれ、孤立を深めていく。 その一方ある平民出身の女性、エリザベスが「聖女になる運命」と予言される。 彼女は朗らかで親しみやすい性格で、次第に人々の心を掴みアイリスの地位や立場を徐々に奪っていく。 エリザベスは未来を見通すかのような行動で事件やトラブルを未然に防ぎ、その結果貴族社会での注目を集めていく。 アイリスは予言による不名誉な状況と、自身が世界中の誰にも必要とされていないという現実に屈することなく立ち向かう。 怒りと憎しみを胸に彼女は世界を破壊し、自分が頂点となる国作りを行う決意を固める。 冷酷な態度で平民や下位貴族に接するアイリスは力と規律で国を統率し、秩序を保つことを信念としている。 彼女の父親、公爵家の現当主は血生臭い噂が絶えないが、国家の秩序を守るために非合法な手段も辞さない情熱家である。 その影響を受けたアイリスは、力と恐怖を駆使してでも国を守る必要性を学んでいく。 エリザベスは貴族社会の知識もなく目立った特技も無いが、時折未来が見えているかのような行動で先に起こる事件を未然に防ぐ。 その型破りな行動は、聖女と名指しされた予言と結果的に事件を解決することで注目を集める。 アイリスは国家の秩序と権力を守るために、時には非情な手段を取ることも厭わない悪役令嬢として聖女エリザベスと対立する。 彼女の目的はこの世界を破壊し、自らが頂点に立つことで新たな秩序を築くことである。 果たしてアイリスの野望は実現するのか、それとも聖女エリザベスが予言通りに世界を救うのか。 この物語は相反する運命を背負った二人の女性の壮絶な戦いを描く。
作品情報
ローファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写ありガールズラブ
最終更新日:2024年06月23日
シリアス ダーク 女主人公 西洋 中世 群像劇 内政 バッドエンド 乙女ゲーム 悪役令嬢 オリジナル戦記 私小説 逆行転生 読了時間:約30分(14,869文字)