同じクラスの女子に一目惚れした高校生である東城貴也(とうじょうたかや)は、友達に恋路を弄られながら幸せな日々を送っていた。
しかしある日、テレビには白黒の目玉のような紋章が唐突に映し出され、世界の人間は一部の人を除いて虚ろな目となり洗脳されたように友達も誰も動かなくなってしまった。
その異変で学校に避難していた貴也だが、そこに現れた異変の元凶である男に連れ去られた先に、黒いフードを被った人物とその傍らには、なんと彼女が目が虚ろな状態で捕まっていた。
そして彼女と一緒に黒い空間に無理やり放り込まれ、異世界へと強制に立たされる。
そこには、過去の大災害により人類が一万人しかいない崩壊寸前ともいえる異世界は魔法の文明によってギリギリ持ちこたえていた。
そんな異世界で出会った右目に眼帯をした少年シオン、人間の血を嫌う吸血鬼ソフィーと共にこの世界の何処かにいる彼女を探す旅に出る