とある田舎の中学。
校歌を満足に覚えていない生徒が多いということから、今年で定年退職を迎える校長の発案により、クラスごと、代表による独唱、グループ編成またはクラス全員による合唱等、クラスごとに自由に決めて、趣向を凝らした校歌斉唱大会なる行事が急遽行われることになった。
この物語は、担任をはじめ、無気力の生徒が多い三年一組が舞台となっている。
このクラスでは、クラス生徒の大半による、ふざけた推薦から、落ちこぼれ的な三人の男子生徒によるグループ合唱でこの行事に参加と決まる。もちろん選ばれたこの三人の生徒、勉強は他の生徒に大きく遅れをとっているし、音楽ではどんな楽器も使えない、そしてどんな歌も通常のメロディーで唄うことが出来ない音痴。
しかし他の生徒達に馬鹿にされながらも二人の女子生徒の協力を受け、毎日必死に特訓。そして、いろんな壁にぶち当たりながらも最終的には大会において奇跡を起こす。