立佳には友達がいた。彼女を慕う人もいた。彼女を好いている人もいた。けれど彼女は、絶望的なまでにこの世界に愛されていなかった。
幾多の最悪と絶望を繰り返して、けれど小さな希望に縋ることが彼女はしなかった。することの意味が分からなかった。
20XX年、魔素と謂れる物質が世界各地から発生。空気よりも軽く、他の物質と中和しないソレは特殊な力を秘めていた。
この世界はディストピアである。
サスペンス 電脳世界 サイバーパンク ディストピア 闇堕ち バッドエンド 異世界 自殺 復讐 絶望 小さな希望 決まっていた結末 変えたかった結末 サイバーディストピア
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