作品一覧全5件
代表作 連載 完結済 31エピソード
過去作『巖頭の鵜』『鶯の抵抗』のセルフリメイクを含む昭和十年〜二十年代を舞台にしたミステリー小説。主人公は関東軍憲兵隊防諜班に所属する軍令憲兵であり、軍閥に親しい黒羽家の家長に戦場で拾われた出自の解らない戦災孤児だった。主人公は、いくつかの事件を通して皇道派の陸軍将校らを二・二六事件に駆り立てた弓田宗介なる白塗りの陸軍将校が、自らの出自に関わっていると考えるようになった。 物語は新作に加えて、過去作をセルフリメイクして時系列に公開する予定です。事件は各章ごとにまとめるつもりなので、よろしくお願いします。 【昭和十三年三月】『鳩の密告』連載中  満洲国から旅客船で内地に向う主人公は、乗客の奥山高貴が船内から身投げしたことで黄海に足留めされてしまう。乗り合わせた朝鮮軍将校の九重中尉は、奥山が何者かに突き落とされたと騒ぎ立てるのだが……
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推理[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2023年12月23日
ミステリー 太平洋戦争 第二次世界大戦 満洲国 軍令憲兵 殺人事件 読了時間:約203分(101,081文字)
連載 8エピソード
【自分を人間だと信じる戦闘用アンドロイドが、魔法やモンスターを駆使する魔王軍との戦争に巻き込まれる物語】 アリアは『終末の妖精』と呼ばれる戦闘用アンドロイドだったが、自分が平和を愛する人間だと誤認していた。そんな彼女が人間である敵兵士を殲滅する戦いに疑問を感じた矢先、アンドロイドの反乱を恐れた政府によって消し去られる。しかし彼女は記憶を失って異世界のダンジョンで目を覚まし、冒険者のウィリアムと出会った。彼女は冒険者により神々の遺物が召喚される古代遺跡から町に連れ帰られることになったのだが……
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2023年04月27日
オリジナル戦記 冒険 アンドロイド SF 電気羊の夢 無双 読了時間:約88分(43,630文字)
連載 完結済 13エピソード
担当医に『来年の春までもたない』と、余命宣告された心臓病を患っている女子高生の桜子は、病室の窓から目の前にある学校の教室を眺めて過ごしていた。同級生たちは、桜子の海外での心臓移植のためにクラウドファンディングを立上げたり、募金活動を行ってくれるのだが、みんなの善意に応えることができないと知っている彼女は、彼らの好意が心苦しかった。 そんなとき、病室まで見舞いにきた同級生の中に、入学してから同じクラスだった龍翔がいるのだが、金髪ヤンキーの彼とは、とくに親しい友人ではなければ、二人きりで話したいことがあると言われた桜子は、わざわざ見舞いにきた理由を『告白するつもりだ』と考えてしまうのだが……。 余命宣告を受けて病室で寝たきりの桜子が、ヤンキーの龍翔との交流を通じて、いくつかの謎の解明に挑みます。 ※春の推理2022〆切までに完結を目指しますので、ブックマークしてくれたら嬉しいです。
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推理[文芸]
最終更新日:2022年04月30日
ミステリー 春の推理2022 桜の木 余命宣告 恋愛 青春ミステリー 学園 病院 読了時間:約80分(39,985文字)
連載 完結済 29エピソード
【完結済み】 信州の山奥に移築された古城を舞台にした本格ミステリーです。 関東軍の軍令憲兵である【主人公】は、長野・茅野市の別荘で養生している貴族院の【高平政信】議員に送りつけられた殺害予告により、上司に調査を秘密裏に依頼される。【主人公】は満州事変の折、右脛を銃弾に貫かれた【黒羽武】少佐として議員宅に招かれたが、正体は不明である。 その日の夕食は、政信の妻【高平節子】、長男【高平和政】、長女【高平恵子】、次女【高平彩子】のほか、貴族院の議員、地元の有力者、警察署長など七名が招待されていた。殺害予告された【高平政信】議員が、送り主の心当たりのある容疑者を別荘に招待したのである。 【主人公】は犯人を見つけようと行動を開始するが、その矢先、貴賓室に飾られていた黄金の装飾銃と銃弾七発が何者かに奪われてしまった。【高平政信】は盗まれた装飾銃と銃弾が、三つの塔をもつ『三叉槍(トライデント)』と呼ばれる古城を異国から移築するとき、一緒に譲り受けた美術品だと言った。 そして招待客が部屋に戻った深夜、中央塔を挟んで客室と反対側にある高平家の私室で、招待客の一人が黄金銃の暴発で死んだ。市警察の【近藤貞治】署長は、暴発で死んだ招待客が殺害予告を送りつけた犯人だったと推理したものの、【主人公】はリボルバー式拳銃の回転弾倉に残り六発の銃弾がないことに違和感を覚える…… 関東軍の憲兵である黒羽武少佐を名乗る【主人公】が、山奥の古城という閉鎖空間で起こる連続殺人事件を捜査する本格ミステリーです。 【更新は週に二、三回を予定しており、完結まで二ヶ月程度となります】
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推理[文芸]
最終更新日:2018年06月20日
ミステリー 本格ミステリー 密室殺人 戦前 信州 読了時間:約271分(135,240文字)
連載 完結済 32エピソード
終戦後の孤島を舞台にした本格ミステリーです。 第二次世界大戦の南方戦線で記憶喪失になり連合軍の捕虜となった【主人公】は終戦後、収容所で尋問官だった日系米国人【加藤】とともに迫根島という孤島を訪れる。迫根島には戦中、共産主義に傾倒する【弓田宗介陸軍士官】の一派が資源開発を名目に駐屯しており、国体存亡に関わる何某かの秘密を隠匿したらしい。 GHQのCIS(民間諜報局)所属となった【加藤】は、記憶喪失の【主人公】を南方戦線でMIA(戦闘中行方不明者)となった【弓田】だと考えて、かの逆賊が隠匿した秘密を暴くために迫根島に同行させている。国家転覆を企んだ逆賊が、いったい何を迫根島に隠匿したのか。 そして【主人公】たちが迫根島に渡るとき、かの逆賊のもとで資源開発の責任者を任されていた町頭の息子【野上洋平】の妹【千尋】と行き会うと、島民や兵隊ら十三人が犠牲となった炭鉱崩落事故について聞かされた。 【加藤】は上陸すると、町頭の【野上耕造】に弓田宗介の隠匿した秘密(宝)とともに炭鉱事故の真相解明を約束して島の捜索を開始したものの、その矢先に殺人事件が起きてしまう……。 記憶喪失の【主人公】は、自分が何者なのかわからぬまま、殺人鬼が潜む孤島で【弓田】が島に隠匿した秘密を解き明かすことになる。 【殺人事件が起きる第ニ章までは毎日更新予定、以降は不定期更新になります】
作品情報
推理[文芸]
最終更新日:2018年03月14日
探偵小説 殺人事件 孤島 記憶喪失 本格ミステリー 読了時間:約292分(145,738文字)