叛神光(ファーシル)はチキュウでの社会人生活は到底上手くいってるとは言えなかった。
彼はコミュニケーションが得意でないばかりか、人間性にも難があり、利己的で協調性が無く臆病。中でも問題になるのが我が強く他者から意思決定のコントロールされることを嫌うことだった。
その為、就職と離職を繰り返し、時にはただ引きこもり、今はフリーランスとして生きることを目指して生活保護を受けるなどしていた。
そんな彼はある日、異世界イデアに召喚された。
しかし、普通なら得られるはずの異能力は得られず、それが理由で抹殺されそうになってしまう。
なんとか抹殺を逃れ開拓者として仲間を率いることになるも転生してきた世界イデアは所謂夢や希望に溢れる異世界の想像とは全く異なる。
転生者を社会が飼いならすべく張り巡らされた様々な法律が立ち塞がり、開拓任務を全うさせようという気すら感じられない。
さらに転生前の倫理観、社会常識は全く通用せずに1日が24時間ですらない。
我の強い彼はそんな社会に意思決定コントロールされることを嫌い、開拓任務に付与された建て前上の独立権を行使すべく様々な土地を駆け巡り、様々な人々との関わりを経ていく。
そんなファーシルの思い描く未来は…
※この作品では異世界転生系によくある異世界そのものを理想的世界として描写するコンセプトではなく、特別都合の良い世界でなくとも機会さえ与えられれば成功への道を歩めるんだという方向の理想を描写する方向性で執筆しています。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年07月19日
ギャグ シリアス ダーク 男主人公 西洋 中世 ハーレム 内政 魔法 冒険 超能力 オリジナル戦記
読了時間:約559分(279,389文字)