「……毎年恒例の選抜戦、そろそろね」 「大体この時期になると、コロッと落ちる女子がいるのですわ、お着替えを覗かれたり、それが原因で決闘が始まると要注意」 「さあ、今年は何人ヤられちゃうでしょうか？」 「——下らない話だ。〈聖剣洗礼〉も近いというのに、何をたわけたことを」 「あんたの意見と同じなのはシャクだけど、全くね。〈魔剣舞踏〉の準備で忙しいのに、みんな呑気なモンよ」 「シャシャ、二人ともチョロそう」 「——はい、席についてくださいねー。今日はホームルーム前に、皆さんに転入生を紹介します」

出発点は、5人の愛の言葉から。 ―『絶滅点』は、愛が憎しみに変わるとき。 世界で最も愛の言葉を忌み嫌う男が歩むファンタジー。

≪魔法少女≫を殺し、 ≪魔法少女≫に殺され、 ≪魔法少女≫に、恋をする。