六年も前に釣書を送った相手がいつの間にやら婚約者になっていた。相手は王太子の側近という輝かしい立場のエリート、しかも侯爵家の嫡子。
本来ならこの上ないほどの話だが、マリオンにとってはそうではなかった。
え、待って、わたしもう結婚諦めて就職しちゃったんですけど。辞めろってこと?
それになんで顔合わせもしたことない人と、婚約したことになってるの? 順序ってものがあるでしょう!
一人で生計を立てることを目標にしている行き遅れ子爵令嬢とエリート侯爵子息との勘違い恋愛物語。
身分差 勘違い 軽度の相貌失認 ラブコメ風 魔法 前半ほのぼの 行き遅れ 後半巻き込まれ 女主人公 主人公が独善的
読了時間:約305分(152,280文字)