作品一覧全6件
連載 完結済 42エピソード
「いつだったかな……鏡の中にね、あなたがいたの。あたししかいないはずの、鏡の中に」  早野千春は、腰まであるロングヘアの19歳の女子大生。  ある日、マンションの6階の部屋の窓から、「髪の長い女性を投げ落として殺す」、そして「その女性が死の瞬間目にしたもの」を夢に見た。息づかいまで聞こえるほどのリアルな夢──。  翌日、近所で起きた自分と同世代の女性の「飛び降り自殺」が報じられ、「被害者」は夢で見た人物そのままだった。  まさか、私が犯人?  違うとは言い切れないほどのリアルな「夢」の記憶を抱えたまま、翌夜、今度は自分を「殺す」、そして「殺される」夢を見た──。
作品情報
ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2018年08月26日
ミステリー サスペンス 恋愛 推理 女主人公 殺人事件 犯罪被害者 音楽 1998年横浜 20世紀末 警察 オカルト 読了時間:約624分(311,522文字)
連載 完結済 71エピソード
 私立H高校の周辺と内部で次々に起きる動物の斬殺事件。おぞましい被害は、次第に校内、そして人間へと及び始め──警察、学校、生徒、様々な人物が各々の思惑で「事件」にアプローチしていく中、笑みを浮かべる「黒の少女」。 『此の書を手にとり、強烈な眩暈を感じた者に告ぐ。汝は此の書を読むべき者にあらず。すぐに手放したまへ。さもなくば、汝はより一層、命を縮めることとなろう』  実際に、その「黒い本」の最初の頁を見ただけで激しい眩暈に襲われた古本屋の老店主は、その本を手にして、全く平然としていた美しい少女のことに思いを馳せた。  彼女は『それ』を『読むべき者』なのだろうか──。 主題歌→ https://www.nicovideo.jp/watch/sm14279868 ※本作は、概ね西暦2000年頃の日本をモチーフにした長編オカルト系ホラーミステリーです。
作品情報
ホラー[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2018年06月30日
ミステリー サスペンス 推理 ホラーミステリー オカルト 学園 ミステリーホラー 狂気 謀略 愛 永遠の命 読了時間:約509分(254,033文字)
短編
落ち込んだとき、新生活等で不安なとき、こう自分の中で唱えてください。 「大丈夫だよ、きっと。だってキミは、ステキなひとだから」 この作品は自作曲に対する詞であり、「http://www.nicovideo.jp/watch/sm33125374」にも掲載しています。 
作品情報
詩[その他]
最終更新日:2018年06月24日
日常 女主人公 現代 ほのぼの 作詞 読了時間:約1分(419文字)
連載 完結済 7エピソード
この作者にしては、随分と鼻持ちならない、エリート意識があって、やや上から目線な感じの一人称の人物だな、と感じさせる(?)──かもしれない大手企業勤務、一流大学出身の主人公、成川琴乃、三一歳。 「重大な話がある」と言われ、四年間付き合っている彼氏に呼び出された、浮かれ気分の彼女の身に起きたことは──。 人生の転機に、プライドをかけて立ち向かった結果、ちょっと非凡になってしまった──そんなこんななヒューマンストーリー。
作品情報
ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2018年03月21日
日常 恋愛 失恋 現代 女主人公 新生活 転職 会社員 社会人生活 読了時間:約106分(52,521文字)
連載 完結済 7エピソード
『「ちょっと待ってて」  彼女は長身の男性に駆け寄って行くと、そう声をかけた。  男性は振り返ると、ちょっと慌てたそぶりで右手を開いたまま右肩の横、ちょうど指先が彼の肩の高さになるくらいのところにすばやく持ち上げた。  パシ~ン──。  そんな音が少し離れた位置から、しかも都会の喧騒の中ではっきりと聞こえるほど、そのハイタッチは小気味よいものだった。  彼女と彼とでは三〇cmは身長差があるだろうか。  ちょっと勢いをつけて、めいっぱい背伸びしてのハイタッチ。  しかしそれでも、そのハイタッチは様になっているように、私には思えた。  そして、そのハイタッチが終わると、彼女はすぐに体を反転させ私の方へ戻ってきた。  彼の方はと言えば、そんな彼女の背中を見てほんの一瞬だけ微笑んだあと、すぐさま彼女同様体を反転させて、ハイタッチ以前に歩いていこうとしていた方向へと再び歩き出したのだった──。』  二人の女性の視点で交互に描く、日常マルチサイト型恋愛ストーリー。 「ねえおかあさん、シアワセって、なあに?」
作品情報
ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2018年02月25日
日常 青春 現代 恋愛 女主人公 シリアス マルチサイト ハッピーエンド 失恋 兄妹 読了時間:約79分(39,259文字)
連載 完結済 5エピソード
「今時珍しい、化粧っ気のまったくない顔。完全な黒髪。アクセサリーもしていない女性のお客様──。  ちょっと見だとまだ中学生ぐらいかとも思わせるが、整った顔立ちに深く刻まれつつあるものが、しかしそれを許していない。  それは悲しいほどの疲れ──。  儚げで、今にも散ってしまいそうで、いつもやきもきさせられる。  普段はひどい焼き餅焼きなはずの妻が、そんな私を咎めようとしないのは、彼女に好意を持っており、同時に私と同じような想いを、彼女に対して抱いているからなのだろう──」  五人の人物の目を通して一人の女性を描いた、人物モノ日常系、ちょっとだけ恋愛作品──のつもりです。
作品情報
ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2018年02月03日
日常 青春 ほのぼの 女主人公 現代 読了時間:約64分(31,766文字)