ある青年は不思議な夢を見た。
見ず知らずの男性が何も無い空間に立っている…ただそれだけの夢。
そんな意味をなさない不思議な夢は何日も続いた。
繰り返し同じ夢を見たからか、目の前に立つ男性が人間ではないことに気がついた。
しかし夢の中の話だからこそ、青年は特に気に留めることはなかった。
そんな夢が続いたある日。
夢に変化が訪れた。
男性が青年に向けて突然話しかけてきたのだ。
そして男性は言う。
「人間である貴方様にはこの大事件の物語をお聞きして頂きたいと思います。」
その物語は、
「150年前にハロウィンという国で起きた大事件」。
そして、それからというもの、青年は毎日繰り広げられる非現実的な物語を追体験することとなった。
これは、そんな1人の人間の青年がみた夢の話である。