作品一覧全7件
連載 29エピソード
 魔法が使えず、兄弟に捨てられた一匹狼の魔物と、魔物だらけの白霧の森に取り残された少女。一人と一匹は互いに惹かれ合いながら、穏やかに森の中で暮らしていた。  人間である少女はいつまでも森の中にはいられない。狼は少女を連れて、人の住む南の大陸へと旅に出る。しかし一人と一匹の旅は、誰も予想していない形で終わることになった。  再び取り残された少女は、偶然通りがかった冒険者たちと共に再び南へ向かう。  白霧の森に眠る悍ましい『何か』と、過去の遺物。それを利用しようとする何者かの思惑に巻き込まれながら、なおも少女は南へ下っていく。  その旅の先に、たった一匹の狼がいると信じて。   ※不定期更新
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2022年08月07日
冒険 人外 魔法陣 魔物 流血注意 読了時間:約352分(175,781文字)
短編
 死者を迎える霊来の日には、都の空に鯉の群れが現れる。横断幕のように青空を彩るその群れは、都で龍と呼ばれ親しまれていた。だが、奇病に侵され、水の中でしか生きられなくなった幼馴染は、龍を見ることすら叶わなかった。  少年は幼馴染との約束を叶えるために、今日も空へと金魚を放った。いずれ空に金魚の龍が現れるように。少年にはそれ以外に生きる理由を見つけられなかった。
作品情報
純文学[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2022年07月30日
悲恋 金魚 龍 和風 シリアス 男主人公 読了時間:約7分(3,236文字)
連載 完結済 64エピソード
 雨谷優樹は、小学校の時から両親に隠れて作曲をするのが趣味だった。碌に友達を作らないまま高校に進学したある日、クラス一の美少女、小見原に図書室に連れて行かれる。そして小見原はなんと、雨谷のノートに書かれていた楽譜から、ネットで作曲活動をしている“YUII”という人物が雨谷であることを突き止め、それをネタに脅しをかけてきた。  雨谷にとって曲は人生の中心にあるもの。両親にバレたら即座に曲のある人生が終わってしまう。顔面蒼白な雨谷に小見原が言い放った要求は、 「私のために曲を作りなさい!」 「…………は?」  これは雨谷と小見原、二人の男女がいかにして“白雨キユイ”として有名になっていくかを綴った物語。  すっごい遠回りな恋愛、ライバル、勘違い、ヤンデレ、etc……。学校内、メディア界隈を巻き込んだりなかったり。 ※不定期更新です。
作品情報
現実世界[恋愛] R15
最終更新日:2022年06月18日
スクールラブ 日常 青春 恋愛薄め 作曲 歌手 学園 読了時間:約773分(386,449文字)
連載 完結済 9エピソード
 感染者がやるべきことはたった一つ。最初に発症した地点から出来るだけ距離をとり、次の日の朝まで逃げ切ること。  佐久間あかねは、どこにでもいる普通の女子高生だった。感染してしまった佐久間は、親友の朝川とともに死の病から逃れるために西へ出発する。いきなり自分の死期を知った彼女は、最後の一日に何をするのか。
作品情報
ホラー[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2022年06月09日
青春 サイコホラー ダーク 女主人公 現代 ウイルス シリアス オカルト 読了時間:約46分(22,605文字)
短編
 親戚の家に遊びに来ていた私は、あけ兄と一緒に古い蔵の中で遊ぶのが好きだった。夏休みの最中、私は自由研究のお題に使えそうなものを求めて、あけ兄と共にいつものように蔵の中に入った。なかなか題材が決まらないまま蔵を散策していた私は、行ってはいけないと祖父に言われていた二階へ行こうとあけ兄へ提案する。あけ兄も好奇心に負けて二階に行くことを決め、古びた階段を二人で上り始める。その先にあったのは、祭られた古い神鏡と、美しい人形であった。
作品情報
ホラー[文芸]
最終更新日:2021年07月21日
怪談 夏のホラー2021 現代 ホラー 読了時間:約33分(16,426文字)
短編
とあるアパートで一人暮らしをする学生。試験勉強が終わり、いざのんびりしようとしたその時、隣人の部屋で修羅場が勃発する。薄い壁を隔てた先から聞こえるのは、常軌を逸した恋人たちの会話で…。
作品情報
コメディー[文芸] ボーイズラブ
最終更新日:2021年03月14日
日常 コント 漫才 現代 浮気 読了時間:約4分(1,721文字)
連載 完結済 135エピソード
 本編完結済み。  電子機器『サモンボード』を使って、ポリゴンの精霊を使ってゲームを行う召喚士。彼ら召喚士の戦いは『精戦』と呼ばれ、多くの人に親しまれていた。そのゲームに登場する精霊たちが、本当に実在していると知っている人は少なく、人間と本物の精霊との交流は絶たれ始めていた。  不老不死になったが故に、人間界に見切りをつけて精霊界に隠居を決めた元召喚士ミコトは、妖精の国で平穏な日常を過ごしていた。しかしあるとき隣国の魔の国から宣戦布告され、軍隊長のアシェエマに謎の紙を押し付けられる。 「この紙は魔王ヌーヴァス様の願いを導くための足掛けに過ぎない。しかしオマエならばきっとやり遂げると信じている」  意味深な言葉を吐くだけ吐いて、ミコトはそのままアシェエマに召喚された門に吸い込まれ、意識を失った。その先で目を開いた時には、二度と来ないと決めたはずの人間界で……大空から落下していた。 「なんで、なんでよりにもよって人間界なんだあああああああああ!!」  隠居のつもりがゴリ押しで外に引っ張り出されてしまった元召喚士は、やっぱり召喚士をやりたくなってしまい、開き直ってサモンボードに手を伸ばす。  これは精霊を召喚して戦わせる『精戦』を通して、やがて世界の真実に迫っていく召喚士の物語。
作品情報
ローファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2021年03月03日
近未来 魔法 魔方陣 デッキ カード 不老不死 召喚士 人外 精霊 読了時間:約2,134分(1,066,525文字)