科学の発展した、惑星イリア。 ある時、その星から少女が地球に降りて来た。 そして地球人の少年と出会う。 少女マヤは言う。 「どうか、わたし達の星を救って」 惑星イリアは科学が発達し過ぎたせいで争いが起き、人々が希望を失っていた。 地球人の少年、圭一はマヤの願いを叶える為、その方法を一緒に探していく。 果たして、願いは叶うのか。 これは惑星イリアの少女と、地球人の少年との、小さな恋の物語。

これは、とある城に住む女王様と、城を目指す二人の少女の物語。 世界で唯一の魔法、〈幻覚〉を使う双子の姉妹アノアとジェシー。 その二人を幻想少女と呼び、捕まえる事を目的とする女王様。 しかし女王様の正体は魔女だった。 そしてアノアとジェシーも、とある事情で正体を隠しているが、本当は……姫君！ 城を奪った魔女を倒す為、二人の少女の戦いが今、始まる。

勇者の名前は、シトラス・ハント。 まだ15才の少年だ。 彼は山の中で、唯一の家族である姉サララ・ハントと共に剣の修行に明け暮れていた。 彼の住む村はアルズベルト。 村人達は、勇者を嫌っていた。 何故なのか。 勇者がここにいる事で、魔王に村を滅ぼされる事を恐れていたから。 しかし当のシトラスはそんな事気にせず、 明るく、優しく、そして少しエッチに育っていた。 やがて村に魔物が入り、それをきっかけに村人はシトラスを追い出す。 そんなシトラスについて行くのは、姉サララと、村人の無理解に反発したシトラスの親友ロック・アーネスト。そして魔法使いの少女ジェニファー・マーチン。 彼らは、魔王を封印するため旅に出る。 一方、勇者を追い出した村人達は、やがて後悔する事になる。

mirikoworldとブラックグラウンドが無事一つになるのを見届け、人間界に帰って来た美衣子は、18才になり、高校卒業の時を迎えていた。 その式の帰り、友達と別れ家路につく彼女の前に、突然例のゲートとmirikoworldからの使者が現れる。 その使者の慌てぶりからmirikoworldの危機を察した美衣子は、再びゲートを通り異世界へ旅立つ。 聖地ミリルークの城で美理子達と再会した美衣子は、そこで悲しい事実を聞く。何と、女王サイーダが敵の刺客に殺され、美理子が後を継いで新女王になったというのだ。 敵の名はダーク帝国。 魔空間に現在、ただ一つある国だ。 魔空間とは、mirikoworldが存在する聖空間という聖域と対になる空間だ。 サイーダの父、水仙人が、ダーク帝国に対抗する手段を教えてくれる。 それは、mirikoworldを含む聖空間の四つの国にそれぞれ眠る、聖剣を探し出す事。 早速、戦士達は聖剣探しに出かけるグループと、残って国を守るグループとに別れる。 美衣子率いる聖剣探しのグループは、空飛ぶ旅の小舟に乗って出発した。 その旅の途中、美衣子は真の救世主になる為の試験を受け、見事かつてミーアノーアが使っていた聖麗剣を受け継ぐ。 一方、城に残った美理子達の元にも、ダーク帝国の刺客である、王子アージェス・サタンが現れていた。 今、新たな聖戦が始まる。 mirikoworld〜救世主に選ばれた少女の異世界冒険記〜の続きを書いてみました。楽しんで頂けたら幸いです。

それは、約一千年前、mirikoworldがパラダイスワールドと呼ばれていた頃の話。 聖なる街パリークに住む女性ミーアノーアは、その戦闘力の高さと行動力で、パリークはもとよりパラダイスワールドほぼ全域に名を広める戦士だった。ある日、夢のお告げにより、闇が聖地に迫っていることを知った彼女は、パラダイスワールドの南西部にある牙龍の谷という場所を目指す事にする。 そこには、聖なる龍という龍が住んでおり、その龍なら闇を撃退する方法を知っていると考えたのだ。 しかし、その谷の行き方はほとんど知られておらず、しかも魔物が徘徊する恐ろしい谷。ミーアノーアの騎士スゥイは最初反対したが、彼女の決意を聞き、最後には許す。 そして、たった一人旅立つミーアノーア。 紆余曲折の末、牙龍の谷にたどり着き、ようやく聖なる龍に会えた。 龍は語る。 もうすぐ、闇の中から魔の神、ダークキングが生まれると。そして、彼を倒す力をミーアノーアに与えると。 ミーアノーアは、聖なる龍から救世主として闇を倒す使命を与えられ、更に、聖なる龍の涙の雫で造られた聖剣、聖麗剣をもらう。 そうして、ミーアノーアがパリークに帰って来た時、ダークキングも生まれる。 パラダイスワールドで、闇と光が出会った。 愛する人、そして大切な物を守る為に戦い続けるミーアノーア。聖なる龍の息子、ドラミールの力も借り、奮闘するが、その先には、悲劇が待っていた。 mirikoworldの外伝。ミーアノーアを主人公にした話です。楽しんで読んでみて下さい。

主人公は、14才の女子中学生聖(ひじり)美衣子(みいこ)。ある時、彼女は夢を見る。その夢の中で、自分と同じ位の少女が語りかける。 「わたしの名前は、北原(きたはら)美理子(みりこ)。あなたの学校が終わったら、あなたを迎えに来ます」 その夢が本当かどうか分からないまま、美衣子は放課後を向かえる。すると、二階の自分の部屋がやけに明るいのに気づき急いで戻る。 そこには、あの夢に出てきた少女と、異世界に繋がるゲートがあった。 ゲートを通り、異世界mirikoworldに転移した美衣子。そこで彼女は、自分が救世主の力を受け継いでいる事、そしてこの世界が、黒魔族という闇から生まれた魔物に狙われている事を知る。 美理子は彼女に共に戦って欲しいと懇願し、仲間達を紹介する。 音楽使いの男の子。ウサギ人間の女の子。喋る動物達。妖精達。小人達。 まさにファンタジーの世界に飛び込んだ美衣子は、彼女達を助け、戦う決意をするのだが、力の使い方が分からない。 ある日、突然の黒魔族の襲撃にピンチに陥るが、不思議な力が救う。その力の持ち主こそ、mirikoworldの女王、サイーダだった。サイーダは、美理子と美理子に光るペンダントを預け、戦う術を持たない美衣子に魔法の修行をするように言う。一人修行に行く美衣子。そして炎と雷の魔法使いとなった美衣子は、仲間達と合流し、新たに仲間になった美形剣士と一緒に、氷漬けになったサイーダを助ける。 そして黒魔族の王を倒した三年後、復活した魔の手は人間界に伸びて来た。 黒魔族は、人々の悪の心を借りて、邪神を呼び出すつもりなのだ。 それを阻止するには、聖なる光を放つファイヤーストーンという宝石を探すしかない。 美衣子は、仲間達と協力し、闇に立ち向かって行く。