人間の世界と幻想の世界を繋ぐ『世界の狭間』。そこ住まい、橋渡しをする『一角獣』は色々と"こだわり"があった。

　私はダンジョンコンサルター。ダンジョン経営に悩む人の為に知恵を絞り成功に導く、そこそこ素晴らしい仕事……だった。 訳有ってその素晴らしい職を離れ今は冒険者をしている。そんな私の下に駆け出し冒険者の二人組が現れた。 「難攻不落のダンジョンを攻略したい。手を貸してくれないか」 そのダンジョンは初心者向けなのですがねえ。

『ダンジョンコンサルター』。ダンジョン経営に悩む人の為に知恵を絞り成功に導く、そこそこ素晴らしい仕事だ。 そんな仕事を生業にしている私の下に一通の依頼が届いた。 『我がダンジョンに冒険者が侵入し好き勝手していきます。助けてください』 と。