人間と発達しすぎたロボットの戦争に勝利したロボット達は人間を『人形として売買することのできる条例』を定めた。そんな異質な空気の世界で出会ったロボットの少女”ミライ”と人形として売買されている希少価値の高い純日本人の少女”椿”。最初はお互いを認めることも信じることもなくただの物と所有者だった少女達。次第に少女達はお互いの過去や想いに触れ次第に距離が近づいていく。この感情は、同情か、憐みか、それとも―――。禁断の欲望に溺れもがく少女達のお話。
悲恋 ディストピア ロボット×人間
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