作品一覧全4件
連載 18エピソード
※タイトルは「箱庭のギルガンティス」と読みます  『巨人と少年』、『エンデラの森の黒き魔女』に続く、『巨人と少年omnibus』の第三部となる作品で、ハレがシンからの手紙を受け取る『エンデラ』のエピローグから繋がる、前二作からの直接的な続編。  異空間への『門』が開き、そこから溢れ出るエネルギーを吸った一帯の魔物が凶暴化する『箱庭現象』が、アシリアの各地で発生していた。この現象の裏に、敵組織・夜明けの月光の思惑が介在していることを察知したシンは、これまでの旅の仲間たちへと、協力を求める報せを送る。至急、箱庭現象の発生地へと赴き、事態の収拾および夜明けの月光の調査に尽力されたし――と。  シンからの報せを受けて故郷を旅立ったリリとドボロの前に現れる、白い髪を持つ謎の少年。ルチカとバーンズが訪れた旧国家を治める女将軍・“嵐の矛将(むしょう)”ランツェ。シンとハレが出会うその父、憎しみに燃える“焔(ほむら)の盾将(じゅんしょう)”シルド。リリたちの前に立ちはだかり、一騎当千の力を振るう巨大な魔物“ギルガント”。暗躍する夜明けの月光、そしてトーマ。それぞれの思惑が絡み合い、その意志と共にぶつかり合うとき、遥か天上の祭壇に六番目の大精霊が覚醒する――。 ※このお話は続きものの三作目です。  未読の方は一作目『巨人と少年』からどうぞ↓  https://ncode.syosetu.com/n7092eo/  二作目『エンデラの森の黒き魔女』はこちら↓  https://ncode.syosetu.com/n7551eq/ ※更新情報はこちら↓  https://twitter.com/2ante1_t0wa
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2022年05月20日
冒険 読了時間:約200分(99,813文字)
連載 完結済 77エピソード
 前作『巨人と少年』を第一部とする、『巨人と少年omnibus』の第二部となる作品。  舞台は前作と同じく惑星アシリア。『巨人と少年』のエピローグ後、アシリア歴二〇五二年から、物語は始まる。  フォックシャル帝国の帝都、アルバティクスの孤児院に暮らす十五歳の少年・ハレは、五年前のとある事件をきっかけに、アーツを忌み嫌っていた。  十歳だった当時、孤児院で兄貴分として慕っていた八つ上の青年・アーロンが、アーツと思しき何者かに攫われるのを、ハレは目撃したのである。それから五年が経った或る晩、ハレは親友のトーマと共に、或る作戦を決行する。この孤児院を抜け出して、攫われたアーロンを奪還するべく、捜索の旅に出るというものだ。  旅立ちから間もなくして二人の前に現れる、黒き爪を持つ謎の少女・ノア。そして彼女を付け狙う怪しげな組織・夜明けの月光。この世の果ての地『エンデラの森』に眠るという“五番目”の大精霊。  アーロンの行方、組織の目的、そして少女の正体は――。すべての謎が明らかになる時、ハレとトーマとノアの旅路は、終末の地へと導かれる。 ※このお話は続きものの二作目です。  未読の方は一作目『巨人と少年』からどうぞ↓  https://ncode.syosetu.com/n7092eo/  三作目『箱庭の怪物たち』はこちら↓  https://ncode.syosetu.com/n8542hg/
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2021年03月20日
冒険 友情 西洋 読了時間:約945分(472,175文字)
連載 完結済 93エピソード
「ドボロと一緒なら、何処へだって行けるのかも知れない――」 “太陽王の時代”の終幕から一〇〇〇年。 人々は古人が造りし、巨人の姿をした人工生命体『アーツ』と手を取り合って暮らしていた。辺境の村コントゥリに暮らす、十三歳の少年リリは、女性らしい名前と中性的な顔立ちからクラスメイトにからかわれたり、村で唯一のアーツ使いであり、村長でもある父のバーンズから叱られてばかりの、退屈で窮屈な日常を送っていた。そんな或る日、リリはひょんなことから、村の北に位置する巨大遺跡の地下深くに眠っていた、アーツのドボロを目覚めさせる。その晩、翌朝には帝都への納め物の為に村を発つ予定であったバーンズが、突如として何者かに襲撃を受け、全治一年の大火傷を負わされてしまう。父の容体を見たリリは、父の代わりに自分とドボロで、帝都への納め物を運ぶことを誓う。 幼馴染の少女ルチカと、何処か間の抜けた巨人のドボロと共に、少年リリの果てなき冒険の物語が、今、幕を開ける――。 ※このお話は続きものの一作目です。  読み終えた方は二作目『エンデラの森の黒き魔女』へどうぞ↓  https://ncode.syosetu.com/n7551eq/  三作目『箱庭の怪物たち』はこちら↓  https://ncode.syosetu.com/n8542hg/
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2021年03月18日
冒険 友情 西洋 読了時間:約772分(385,853文字)
連載 完結済 12エピソード
 世界政府がこの惑星を統一して凡そ二千年。  舞台はセカイ歴二〇四八年、近未来的な世界観を持つ、惑星ニオ・アシリア。  首都の郊外に暮らす主人公・赤羽俊介(アカバシュンスケ)と、二人の幼馴染・帳大地(トバリダイチ)と雨崎蓮(アマサキレン)。高校二年生の三人は、某高校の映像研究部で、ひたすらにダラダラと映画を観る、という堕落しつつも愉快な日常生活を謳歌していた。  然しその年の春、映像研究部には一年生の新入部員が一人も入っておらず、三年生は既に引退してしまったため、部員は二年生の三人のみ。生徒会からは「夏休みまでに新入部員を獲得できなければ廃部にする」とまで通告されてしまっていた。  諦めかけていた夏休みを目前にした或る日、三人のクラスに一人の転入生がやってくる。 「趣味は、映画鑑賞です。最近、海月の恋人を募集中です」  自己紹介から電波(?)な発言を繰り出したものの、映画鑑賞が趣味であるという転入生の城之内美鶴(ジョウノウチミツル)を、三人は映像研究部へと勧誘し、見事に新入部員として獲得。  数日後、几帳面で綺麗好きな美鶴の要望で、ゴミ屋敷のように汚かった部室の清掃をしていたところ、一同は古びたビデオカメラを発見する。それは二十年程前、映像研究部の栄光時代に行われていた、映画の自主制作に使われていたものだった。 「このカメラで、映画を撮りましょう」  二〇四八年、夏。美鶴の提案により、映像研究部の映画製作が始まる。
作品情報
コメディー[文芸]
最終更新日:2018年03月27日
日常 青春 読了時間:約135分(67,186文字)