いつも通りのつまらない日常
特に大きく変わることもなく
忙しさの中、ただただ平然と
通り抜けて行った
過ぎ去る日常の中に
たくさんの落し物に気づかずに
その落し物を、拾い上げている人がいることも知らずに
「…なんか今寒気がしたんだけど」
廊下を歩く少年は1人、そう呟く
彼の予感はそう間違っていないだろう
もちろん、そこに深い意味はない
その後のこと
彼は通り雨の中、濡れながら帰ることになった
そんな少年と、それを取り巻く人々の物語
※1. 不定期更新です
※2. あらすじと内容は少々異なることもあります。内容は是非、本編でお楽しみください。