あるところに不思議な不思議な薬師様がいました。
見た目は少年なのに、言葉遣いは壮年のような。でも、一般常識には少し疎い。そんな不思議な薬師様が居りました。
『求めよ。さすれば路は拓かれん』
どこかの山にいるという噂の薬師様。でも、どんなに探しても見つかりません。ですが、薬師様の住む山の麓の村人たちは、よく買い物に行くそうです。
「あそこは、必要なものがない限りは行かないよ。だってねぇ―――」
噂は噂を呼び、彼を探すものは後を絶ちません。麓の村は宿泊業で大賑わい。そんな事には一切興味を示さない薬師様。
「日がな一日、自分の好き勝手なことをしているだけだよ」
そんな言葉が口癖。でも、彼の周りには不思議と人や物事が集まるようで・・・。
人ではなく、どこからともなく現れた。でも、害はなくて利益があるならまぁいいか。そんな緩い村人たちと騒動の中心に望まずになってしまうそんな薬師様の物語。
短編です。読む人が増えたり、書きたい!と思ったら連載版にしてみようかなと・・・。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年09月01日
ESN大賞7 ほのぼの 男主人公 魔王 日常
読了時間:約48分(23,820文字)