人と亜人が混じって暮らす街、「ダイバーシティ」。種族間の確執やら差別やらに振り回される人々が後を絶たないこの街で、我ここに在りと自らを示す看板が一枚、「亜人相談事務所」。けだるげで胡散臭い所長ラムロンは、自慢の腕っぷしと財力にものを言わせて舞い込んでくる依頼をズババッと解決ッ！！　亜人に関することならなんでもござれ、金が解決することならなんでも引き受けてやる。……こんなキャッチフレーズだから、信用はそんなされてないみたい。 っと、そんなこんなで亜人相談事務所には今日も依頼が舞い込んでくる。 「……デキちゃった」

エルフの里にて、床に臥せる病人がいた。里の医術だけではどうにも治療することができず、そのまま死に向かっていくのを見守るしかない。 誰もがそう思っていた中、一人のエルフの少年が立ち上がろうとした。

顔半分が鱗に覆われた少年、怪力暴言少女、嘘大好きエルフ、オレっ娘炎上少女、ミステリアス女研究者、天然朴念仁軍人。鋭角も鋭角な尖った六人が各々の目的のために共に旅をする物語ッ！ ひょんなことが相次いで一緒の旅路を行くことになった六人は、笑い合ったり、それぞれのために真剣に悩んだり、たまにお互いを本気でぶん殴ったりしながら過酷な冒険を続けていく。その道程の果てに六角形がどう変わるか、どんな結末を迎えるのか これは、変態の物語 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 今作「ヘキサゴントラベラーの変態」は、未完のまま更新を打ち止めさせていただきます。物語が終結を向かえずに更新を停止することになった経緯に関しては、第211話『先客』のあとがき等の参照をお願いいたします。今作は一年小説毎日投稿という企画のもと更新していた作品のため、その目標が達成される2023年3月31日時点までは更新を続けますが、それ以降の更新はしません。特殊な事情が発生しない限り継続する予定はありませんので、便宜上完結済という設定にさせていただきます。当設定を見て今作を読みに来られた方に関しましては、その点をご了承お願い致します。なお、書籍化などの打診をいただいた場合はその限りではなく、以降の更新や執筆を再開する可能性があります。