「2次元」というのはアニメやマンガとは関係なく「我々の住む3次元世界から1次元低くした『2次元』の世界というものがあったとしたら、それはいかなる世界であり、どんな住人が住んでいるだろうか?」ということを、あくまでも「理詰め」で深くSF的に考察していったものが、この作品です。
はっきり言って書かれていることは、かなり難解です。できる限り分かりやすくしたつもりなのですが、それでもかなり難解です。「賛同して頂けるか?」という問題以前に「書いてあることが理解して頂けるか?」ということが巨大な問題として立ちはだかるであろう作品です。
それから、「なぜ、2次元世界というものを考察するのか?」ということについては、「ただ単に面白いから」というのが第一義ですが、その他に、「4次元というものを考察するのに、2次元と3次元の関係をモデルケースとして考察し、そこから分かったことを3次元と4次元の関係に当てはめる」という手法を使うためでもあります。
なお、作中に「という」と「と言う」という表現が混在しますが、これは表記揺れなどではなく、意図を持って使い分けています。
この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。