この物語は、前世の記憶を持って乙女ゲームの悪役令嬢に転生した少女__に拾われた元孤児のメイドのお話。
帝国暦三二八年。後に名を残す稀代の王が誕生した。そしてその年は、王の誕生年であると同時に、王の話を語るには避けられない人物の誕生年でもある。
その人物こそ、大帝国の中でも上位五指には入ると言わしめる名門貴族、ジークリンデ公爵家が長子、ヴィオレッタ・シリル・ジークリンデだ。
そんな有名人に育つヴィオレッタ嬢には大きな秘密があり、それは王にも長く秘密にしていたが、しかし、それを唯一零していたとされるメイドがいたとされている。
そのメイドの名をエレノア・オールズフェンという。
後に彼女もとんでもない大物になるとかならないとかいう話があるが、其れは兎も角、これはそんなしがないメイドが、問題作りまくり令嬢を可愛がったり問題飛び火されたりするような人生譚である。
※悪役令嬢、乙女ゲームタグはありますが主にメイド視点なので最初は特に要素薄めです※
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