付き合ってくださいと告白した少女は「魔術師」八尋彩が記憶を消したはずだった。記憶と記録に特化した魔術師である八尋彩とまったくもって裏の世界「業界」と関わりのない少女が送るギャグとシリアスの混ざりあった「記憶」にまつわるお話です。

余命一年と宣告された少年はつらい現実から逃げ出すように駆け出した。少年は気が付くとひとけのない神社の境内に倒れていた。 そこで少年は今にも崩れ落ちそうな本殿で眠る金糸の髪の少女を見つけた。 これは数奇にも現実から逃げ出した少年が幻想に巻き込まれていく話。 普通ということがいかに幸せなのかを少年は知ることになる。 ＊週に二回ペースを目標に更新していこうと思います。 ＊これは以前投稿していたものの変更バージョンです。内容はほとんど変わっているので別作品だと思ってくださっても構わないです。 ＊[pixiv]の方でも投稿しています。

　ある日突如として異世界に召喚されてしまった高校生、暁悠汰は勇者としてその世界を救うというテンプレ展開に巻き込まれてしまった。しかし、魔法のあるその世界で彼はほぼすべての魔法が使うことができなかった。唯一使えた魔法は＜創造＞という魔法だけ。 　だが、彼は驚異的な力をつけ、破壊の権化＜滅全の魔王＞を討伐した。それと同時に元の世界に戻ってしまう。 　彼の願ったことは、 「………魔王、オレは『平和』が欲しい」 　これは歴代最強とも言われた＜創世の勇者＞が二千年後の世界に再び召喚された時の話である。