──その瞳に宿るのは、かつて失われた「やさしさ」の炎。
真紅の獣。
人を襲い、街を焼き、恐怖そのものと語られる存在。
それを追うのは、若き女ハンター・リセ。
鋼の弓と金の瞳を持ち、過去と誓いを背負い続けてきた。
しかし再会の瞬間、リセの心に走ったのは「恐れ」ではなかった。
そこにあったのは、――懐かしさ。
忘れたはずの光。言えなかった言葉。
獣と人。
ハンターと少年。
かつて重なりかけた二人の魂が、今ふたたび出会いなおす物語。
これは、ただ二人が、二人でいられるようになるまでの記録。
静かな夜に灯る焚き火のように。
ほんの少しだけ、あなたの心にも、やさしい火が灯りますように。
※初投稿です!バトルとかエロ展開は期待しないでください!
しずかなしずかなお話ですので!