今ある現実として、人が認識しているものがはたしてほんとにすべて真実なんだろうか。誰もが一度は考えてみたことがあるだろう。
人は生まれてから今まで経験してきたことや、まわりの情報などを総合して一般常識というものを身に着けていく。だが、それがはじめから作られたものだとしたら?それを確認する術がない限り、そしてそれを認識できない限り、それらは人にとって現実たりえるのかもしれない。
人間は身体から得た情報を、すべて脳で受け取り認識している。だが、その認識情報を偽ることができたとしたら?今、こうして見ている光景が本当に存在していると断言できるだろうか?
これは、そんな世界のタブーに触れてしまった少年たちの物語である。