物語を書くと、その世界が具現化し、具現化した世界の人間が物語を書く事で、更に世界が増殖し、積み重なっていく。
この物語は、脇役として78階層の世界に、自然発生した少年と、83階層で拾った本に導かれ、原初の世界を目指す少女が出会い、旅する物語。
少女は、階層の元になった物語を読み、未来を見通す。少年は、各階層で習得した異能を行使し道を切り開く。
二人が目指すのは、始まりの世界を生み出し、その後、世界の崩壊を願った最初の作者の元。物語から逸脱すれば崩壊してしまう階層世界を二人は駆け上がる。
(最初の4話で、作品の雰囲気と、どういった物語が展開されるかが分かるようになっています。)