ある日、百鬼夜行の終わりを告げる偽りの太陽『空亡』の異常な妖気が日本を照らした。 『空亡』の影響により怪異や悪霊の活動が活発になった日本で、妖気に当てられ暴走した陰陽師の悪霊が京都の街を結界で隔離。 悪霊未満の存在である「残滓（ココロノコリ）」が街の人間が次々と殺す事件が発生した。 生き残った少女は、『残滓』を退治する死神とともに、街からの脱出を試みるが——。 暴走した怪異を目が異常に良い少女が鎮めたり退治する怪談話、開幕！

ある年、陰キャな自分を変えようとする少年・如月翔は、先を急ぐあまり“女の子とぶつかってフラグを立てる”という、あまりにも無謀な作戦を決行した。 しかし、いや案の定と言うべきか。不運なことにぶつかったのは入学からたったの一週間で地域の番長へと上り詰めた最強のスケ番だった。 成り行きで彼女のモノとなった翔は、徐々にその関係に変な違和感を覚えて…… 何故かヤンキーとフラグが立った歪な学園ラブコメディー、開幕！

生前に悪事を働いた者が堕ちる地獄。その主人である閻魔大王には、獄卒をはじめとするたくさんの部下がいる。 その中に、もうすぐ中間管理職になる死神がいた。魂を管理し、下界から魂を保護したり、要らない人間を間引いたりする仕事を請け負うその死神は、素肌を一切見せず仮面を被るという独特な装いをしており、周りからは“仮面の死神”と呼ばれていた。 仕事は大抵、ノリと勢いで引き受けるというそんな死神には、とある流儀があるらしく－－ これは、その変な死神の仕事にフォーカスを当てたお話である。