5年前、とある国同士が戦争を始めた。戦場は瞬く間に拡大。次々と現れる兵器は死者を増やし、恐怖を広め、戦場に赴く兵士たちは人の心を失って行った。 　そんな戦場でも人を救いたいと願う男、ヤサキ・トオルは兵器ではなく盾を持ち、ひたすらに人を救うために奔走する。 　けれども世界は残酷である。彼は理不尽なこの世に翻弄され続ける

世界で一番平和とうたわれる円卓都市 　その街を守る法は『犯罪者をその場で処刑していい』というものだった 　街を守る騎士たちは法の通りに犯罪者を殺していくが、犯罪者は減らない 　むしろ法に負けじて、その力を伸ばして行った 　法の欠陥、犯罪者の言い分、それを裁く騎士たちの心労 　その歪で平和な都市に疑問を思ったのは、円卓の騎士『ランスロット』だった 　社会維持を目的とする円卓の騎士 　処刑されると分かってなお罪を犯す犯罪者 　正しさと間違い二つを見据えるランスロット 　その騎士の選択は、円卓都市に大きな事件を轟かせる ※ストーリーは裏表で進んでいきます。『正義の咎人』完結後に『罪喰らう虫』を続けて投稿します ※完結まで毎日投稿です ※本編完結後に小話やキャラ設定をぶちまけます

怪異が現れた 　それはフィクションだったもの 　突如として彼らは現実に溢れ、形をなし、人々に恐怖と死を植え付けた 　けれど人は対策する生き物である 　これは怪異を狩る、子供たちの物語 　トラウマを負い、傷を負い、大人たちに支配される子供たちが、悩み、苦しみ、それでもなお選択し、生きる物語 　これは怪異がこの世から居なくなるまでの、記録である 【注】 　主人公がとてもおイカレになられておりまして、行動言動がだいたいキモイです 　八割キモイです 　動くキモイ生命体です 　なので『はーキッショ！！ キモイはコイツ！！！』と思う方はそっ閉じ回れ右ダッシュでお願い致します

魔術と魔法が蔓延る世界 　その世界の中に異質な存在がいる 　彼らの名はゲシュペンスト 　魔術と魔法、そして遺産によって生み出された人造生物 　彼らは人の言葉を話し、どこまでも人と同じ姿と心を持っている 　けれども人によって彼らは奴隷と成り下がり、彼女らは人の枷に囚われていた 　ゆえに戦争など起これば、死んで良く、替えのきく彼らが前線に投入され続けていた 　そんな彼らは、世界唯一の魔法学園『ヘレダント』に入学する 　人はこう考えていた 　彼らに魔法を学ばせ、兵器としての質を高めようと 　あわよくば、彼らを学園内で殺し合わせ、敵国の戦力を削ごうと 　その計画はどこまでも順調であり、5年後の卒業には莫大な戦力を見込める……はずだった 　学園には様々な異分子があり、彼ら、彼女らがゲシュペンスト達の行く末を大きく歪ませた 　これは歪み果てた5年間のお話 　人と人ならざるもの達の選択と戦争の物語 　彼女、彼らは、いずれたどり着く 　 　 　 　 　

7年前。完全犯罪と呼ばれる誘拐事件があった。 　誘拐された少年のみ生存。その家族は皆殺された。 　犯人は不明であり、現場に残された凶器には謎の指紋が付着していた 　犯人不明、目撃者なし 　だがこの犯罪の裏側は、奇妙な友情と底なしの怨みが隠されていた 　

戦場で彼は『逃がし屋』と呼ばれていた