藤原透流はゲーム系専門学校に通う学生だ。 彼には秘密がある。 それは人の隣にあるもの。影のように寄り添うもの。 昔の言葉で表すなら『妖』『魔』というもの達が見えるのだ。 実家は代々続く陰陽師の家系だが、そんな古臭い家業よりゲーム会社に就職したい！ 偶然知り合った最強の使い魔と共に世に蔓延る魑魅魍魎に立ち向かう。たぶん。

これはまだリブがやってくる前の話。 ある日テクネが薄汚れた子犬を拾って、アルゴンの下へ連れてきた。 思い出すのはあの日。 自分はもうあの時とは違う……。 アルゴンの葛藤を描きます。

これは彼らの別れのifの話。 それはよく晴れた青空の下で。