作品一覧全2件
短編
高校生の香奈はV系の猟奇的幻想劇団~HIZUMIというバンドに夢中であった。 バンドのリーダーである凶夜の詞の世界に魅せられ、 日に日に香奈はその猟奇的な世界に飲み込まれてゆくが、 それは親友を含む周りのみんなとの溝を作ることに・・・ そして親友たちのイジメが始まる・・・ 全てとの決別を決意する香奈 猟奇の果てに香奈が見る世界は・・・ ベイビー・レモネードと申します。 Yahooにて「赤い目の黒ウサギ」というブログをやっております。 この度 こちら様のサイトを知りまして、 私の小説を掲載させていただきました。 私の猟奇と狂気が交差する世界をお楽しみ頂けたら幸いでございます。
作品情報
ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2011年02月25日
読了時間:約1分(278文字)
短編
「くだらない! くだらない! くだらない! くだらない! みんなみんなくだらない! みんなめちゃくちゃになって死ねばいいわ! じゃなければ私がみんなを殺してあげるわ! 精一杯の憎しみと嫌悪を込めて!」 香奈は送られてきたメールを読み、そう吐き捨てると 携帯をベッドに投げた。 そして続けざまに来る着信を伝える鮮やかな光を遠くに眺めながら、香奈は静かに呟いた。 「私は私、そう私は私よ・・・ 久美も優子も親友だなんてふざけるなって感じ! ・・・・・・・・・ でも凶夜くんだけは違う・・・・・   だって私のことをわかっているのは凶夜くんだけだもん! それに凶夜くんの世界がわかるのは私だけ! ・・・そう・・・私だけ・・・   違うって信じたい・・・・・・・     でも・・・もし・・・   もし・・・凶夜くんも同じだったら・・・・ 私・・・」 そんな風に思いだし、急に不安になった香奈は 投げた携帯を素早く取ると受信履歴にある ずいぶん前に送られてきた凶夜からのメールを開き 何度も何度も読んだメッセージを読み直し、 不安になった気持ちを必死になって殺そうとしていた。 でもライブの告知のメッセージを読むだけでは、ドロドロとした心はどうにもならなかった だって・・・ 悔しくて・・・ ムカつき過ぎて・・・ そして悲しくて・・・ シカト 香奈の地獄はシカトだった・・・ 地獄だなんていい方、 みんなは大げさだと思うかもしれないけど、 両親と折り合いが悪く、 家にいても自分の部屋以外自分の居場所がない香奈にとって、 親友たちと一緒にいられる場所が唯一の居場所だったのだ。 きっかけは些細なこと・・・ 猟奇的幻想劇団~HIZUMI
作品情報
ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2011年02月25日
読了時間:約2分(663文字)