人間を遊戯の道具のように扱い、世界を滅ぼそうとしていた神を倒すことに成功した時雨悠だが、神の死に際に放たれた一撃から仲間を庇いに魂もろとも砕け散ってしまった。
死を覚悟しながら目を閉じた時雨悠だったが、再び目を覚ますと、神を倒した箱庭と呼ばれる世界ではなく、元の世界である地球だった。
悠が目覚めた地球は、魔物が生まれ、ダンジョンが存在する世界と化していた。
そして、世界が終末に向かっていることを知っているのは悠だけ。
悠は、自分は何をするべきなのか考えながら、終末世界で色々な人達と出会っていく……目覚めた直後に、タイミングを見計らったかのように出会った少女と一緒に。