高校三年生の頃、友達と花火大会の約束をしていたハヤトは、約束した八代神社へ向かう途中、幼馴染の女の子と遭遇した。彼女の名前はサツキ、小学生時代からの幼馴染である。
ハヤトはサツキと同じ高校に通っていたが、高校に進学してからは話し掛けることは無かった。それは彼女が皆んなから慕われる、そんな憧れの存在だったからだ。
しかしハヤトは、サツキとお祭りの屋台で遭遇し、彼女の履いていた草履の鼻緒が切れた部分を直すこととなったのだ。その後、二人は幼馴染の頃に楽しんだお祭りを、一緒に楽しむことになるのだった。
そして、その二人の様子は周りから観ると、あたかも恋人のように感じられたのであった。
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