異世界へ行く本編前の0章的な前日譚です。
本編は別の投稿になります。
愛は死に、希望は消えさり、無垢(むく)なる命は霧散する。
弱肉強食、狂瀾怒濤(きょうらんどとう)。
いかなる地獄も凌駕する、血で血を洗う暗黒の戦乱時代『昭和』。
1989年。 1月9日。
そんな『昭和』最後となるこの日。
神奈川県S市にて、一人の少年が壮絶に自殺した。
重力を操る暴走族。 ヘリすら切り捨てる自衛官。 音速を超える公安。
昭和ならではの猛者どもが応酬する戦場で、華麗に爆死した彼の名は皆口(みなぐち) 祐介(ゆうすけ)。
その頭脳、IQにして3000以上。
その体、古今無双の完全無欠。
ついた 二つ名、歩く第三次世界大戦。
切り捨て御免(ごめん)の斬剣乱舞も、飛び交う無数の銃撃すらも、まるで相手にしない彼が 自ら死を選んだ理由。
それは、異世界を連結し、自らの根城としている 人類史上最大の極悪人。
式罵(しきば)・一徳之神(いっとくのかみ)・吉宗(よしむね)を討伐する為である!
容姿端麗、最強無敵、昭和生まれの最終兵器。
そんな彼が、ファンタジー、VR、魔想現実などの異世界が連なる超巨大ダンジョンにて無双の限りを尽くす勧善懲悪、英雄譚の・・・・・・前日譚!!
※この作品は異世界へ行く5人の昭和選抜メンバーの乱闘に終始する内容なのです!!