人間とは変態である。八年前、人間との共存を望んだAIが暴走し、人口は時間をかけて減少していった。当時、その被害に巻き込まれたアイリスという少女は、春兎という青年に命を救われる。八年後、十二歳となった彼女はどうしても、春兎にお礼を言いたくて、「日本」だった場所へと戻ってきた。看守に追い回され、警察に睡眠薬を盛られと酷い目に遭い、挙句自分を救ってくれた彼がAIであったことを知り、ショックを受けるも、それでも彼女は前に進むため、これ以上の後悔をしない為に、彼へ「ありがとう」と告げる。終始、人間に憧れるAIと、気持ちを伝えるのが不器用な変態さん達の話。
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人工知能
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