大企業の責任者であるノーマンは夜毎、街に繰り出し、男性と一夜限りの関係を結んでいた。今夜の相手はどこかで見た顔だ。しかしそれがどこであったかは全く思い出せず……。

若干22歳の画家を目指す若者、ディーン・ケリー。絵画販売業に就いている彼は、あるとき才能のある絵描きと出会う。画家との契約を取るべく懸命になるが、画家にはまるでその気はない。ディーンは画家と契約するために奔走するが……

ディーンに初めて部下ができた。彼女は仕事熱心な黒人の美女。しかしなぜかディーンには冷たい態度を取る。女性から嫌われた経験のないディーンの心境はとても複雑で……。

ディーンが憧れるスペイン人のフラメンコダンサー、カルロス・バレーロ。 ひょんなことから彼を家に泊めることになって浮かれていたが、その生活は想像していたものと全く違っていて……

ディーンとポールが結婚を決意する。彼らの共同作業は結婚式を成功させることに始まり、日々の節約や食生活の見直しまでと、今までとは少し違った生活に入っていく。すべてが思い通りとはいかない状態に、二人のストレスは徐々に溜まり始め……。

ポールの母親、ジェンがマンハッタンに突然やってきた。そのまま一緒に暮らすことになったが、ディーンは彼女が来た理由がわからず、ポールはそれについて意にも介さない様子。奔放なジェンにディーンは魅力を感じるが、ポールの子供時代の話を知り、ショックを受ける。

ハロウィンの仮装パーティで見覚えのない女性と出会うディーン。その存在は謎につつまれていて、ディーン以外に見た者はいない。彼女は現実の存在なのか？ディーンは過去の記憶をひもとき、それが知りあいの少女ではないかと推測するのだが……。

出張で家を空けることになったディーン。そこには何の心配もなかったはずなのに、互いの心を乱すような事柄が起き始め……ディーンとポールは一週間の別離を無事に乗り越えられるのか？

ディーンの従兄弟のビリー・ジョーは、自分がモテないことで卑屈になっている。好きな女の子にアプローチもできない彼を見て、ディーンはイライラ。何とか助け舟を出そうとするが、策略はそう簡単にうまくいくものでもなく……

ひょんなことから集団セラピーを受けることになったディーンとポール。ポールのためにと思って受講を決めたものの、元々この手のレクチャーは苦手で、参加者のことも好きになれない。こんな状態で、ディーンはうまくセラピーをこなすことができるのか？