結論から述べると、二年前、人類はより高位の存在から死刑宣告を受けた。
『今この時を持って、ようやく我等は450年という長きに渡る議論の末に結論を下した。我等《七大天使》は唯一神様の名の元に、貴様ら害虫を一匹残らず抹殺する――』、とね。
人類を殲滅せんとする《天使》との全面戦争を見据え、五大国の王達は幾つかの掟を制定した。
しかし。その掟の中でも最も重いとされる《不殺の誓い》を突如として破り、黒の王国の者を殺めた白の王国。
一般の冒険者ならまだしも、誓いを破ったのは五王の一人、彼の《聖王》レオボルトだった――!?
何故彼らが唐突に掟を破ったのか、その真相を確かめるべくここに一人の少年が立ち上がる。世界に十数人しか存在しない、勇者(ブレイブ)の称号を持つ少年"ヴィレン"が。
ヴィレンは他の3大国。赤 緑 青の王国から使者を集め、白の王国へと"話し合い"に向かう旅を始める。
果たして、白の王国では"何が"起こっているのか?
また"何が"彼らを待ち受けているのか?
これは『終を変える勇者の物語』ではない。ましてや『偽に足掻く勇者の物語』でもなければ『過を犯した勇者の物語』ですらない。
――これは『終を告げる勇者の物語』である。
基本1話/4日更新 挿絵あり(子どもの落書きレベル)
※最初の作品なので、途中まで読みにくい表現が度々あるかと思いますが、最後までお付き合い頂けると幸いです!
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2021年04月01日
オリジナル戦記 異能力バトル 冒険 異世界 ハイファンタジー HJ大賞2019 挿絵あり SD大賞1
読了時間:約1,044分(521,662文字)