世界と世界の狭間、空間と空間の狭間、時間と時間の狭間。
どこにあるのかよくわからない空間に、一軒の店があった。
店の前には小さな看板が一つ。
『魔法、お売りします』
その店に迷い込むのは王様、勇者、魔王、天使、悪魔、魔術師、騎士、農民、会社員、果ては神まで......。
それぞれがそれぞれの悩みを抱えてやってくる。
不思議な店とそこに訪れる個性豊かな客たちとの物語を、さあ覗いてみましょう。
※オムニバス形式です。どの話から読んでも大丈夫です。
※重厚なストーリーやシリアスな展開などは一切ありません。肩の力を抜いてココアシガレットを食べるような気持ちでお読みください。