各地の国や街を巡りながら、北を目指す魔法使いの少女ベティー。
越冬した町をあとにして、最初に向かった町は険しい山岳地の村。
村の頼まれ事を済ませて出発しようとした頃、無謀にも冬の大山脈を越えてきた男がいた。凍傷や怪我で瀕死の男は、自分の村で病が流行り、命がけで薬を買いに来たと言う。
いつもは山脈の麓を遠く迂回するのだが、男の村に薬を届けるため、ベティーは厳冬の大山脈を越える決断をする。
※備考です
以前作った「渡り魔女ベティー・コルネ」の続きになります。よければこちらを参照してください
https://ncode.syosetu.com/n9056im/
完結の短編でしたが、旅するベティーの物語が浮かんだので作ってみました。話は独立した完結なので、本作だけ読まれても結構だと思います。
健気に生きていく渡り魔女の物語です、軽くお付き合いくださいませ。m(_ _)m