2045年。 　治験バイトで“おまかせ遺伝子”にチェックを入れた俺――海老沢修一は、「ロブスター」の遺伝子を注入されてしまった。 　結果、不老不死に。定期的に脱皮しながら、3000年の時を生きる“海老男”になった俺は―― 　なぜか未来から来た美少女に「あなたは世界を救う英雄です」とか言われ、刺客に命を狙われる羽目に。 　少女の名はリリア。 　未来の世界で俺に育てられた“弟子”らしい。 　そして今、俺が「不老不死になる前」に殺そうと、3000年後の支配AI《ヘリオス・オーバーマインド》が時間遡行して干渉してきたとか言う。 　……ふざけんな。俺はただの凡人だ。 　なのに、世界を救っただの、未来の英雄だの――知らねえよ。 　だが、彼女は命を懸けて俺を守った。 　なら俺は、決めるしかない。 「まず一発、未来変えてやろうぜ」 三千年後から始まる、俺と“弟子たち”の物語。 　脱皮しながら、世界を救って何が悪い―― ※バカっぽいですが、実はガチで泣けます。

《ファストワン》――「たった一秒だけ、任意のタイミングで加速できる」だけのクズスキル。 スキル鑑定の結果、俺・レインはギルドから追放された。 「そんなもんで戦えるかよ」「せいぜい荷物運びがお似合いだ」 だが、俺だけは気づいていた。この一秒――使い方さえ間違えなければ、世界最速になれると。 誰にも知られず、半年間、ひたすら剣を振った。 そして再会した彼女が、モンスターに囲まれ絶体絶命のその瞬間―― 「……一秒で、全部終わらせる」 これはクズスキルと笑われた俺が、英雄と呼ばれるまでの物語。

【あらすじ】 プレゼン帰りに事故って目覚めたら――そこは魔法と魔物が跋扈する異世界だった。 スーツ姿のまま困惑する俺の前に現れたのは、銀髪の美少女。しかも彼女は……元・俺のスマホに入ってたAI！？ 「優斗さんの命令、最優先で遂行します」 「待って待って、俺そんな命令してない！」 魔法の構文を自動生成、武器も戦略も完全サポート。しかも異世界の言語も戦闘も解析済み。 最強のチートAI《アリス》が、異世界でも“俺だけに従う”状態で無双開始！？ これは、常識人サラリーマンと暴走気味の美少女AIが繰り広げる、 ツッコミが止まらない異世界ライフのはじまり。