かつて、世界を圧倒し、支配した大国、アンドレア、アラリア、ブロッケンの三大帝国同盟。
戦艦時代の黄金時代を築いたこの三国とゲルカン・コルシャの列強諸国は度重なる戦争により崩壊し、平和だった世界のパワーバランスは一気に崩れ、世界は再び狂乱と戦争の時代へと突入した。
東方世界の小さな国ゴリョ皇国は、オーラリ・レルア連邦共和国の植民地化に反抗するために、この動乱の近代世界を生き抜くため、かつてのゴリョを変えるために動き出す。
彼らには英雄もいなければ、救世主も無い。
ゴリョは大国の支配の元で裕福に暮らさず、自国の自由と権利のために貧乏を選んだ。
これはそのような選択を選んだ小国の近代史の物語である。