作品一覧全2件
代表作 連載 完結済 43エピソード
 龍神を家の守護神として祀り、千年来の信仰を捧げてきた古い神社の家系、水無瀬(みなせ)。  本家を継承する跡取り娘として生まれた陽雨(よう)は、先代当主が遺した唯一の子でありながら、家が龍神の守護を失うに至った元凶、出来損ないのお飾りと家門中から蔑まれていた。  生まれたときから傍にいる婚約者もいつからか陽雨に冷たい態度を取るようになり、味方といえるのは唯一陽雨を家族だと慈しんでくれる伯父だけ。その伯父は先代当主と並んで当主候補と任されていた実力者で、陽雨より次期当主に相応しいと絶大な支持を集めている。  成人とともに待ち受ける、跡取りとしての通過儀礼、当主継承の儀。十八歳の誕生日を間近に控えた陽雨は、自分の次期当主としての資格を否定し、伯父こそが当主に相応しいと分家の前で啖呵を切ったけれど……?  現代日本の裏側で祓い屋家業の跡取り娘として邁進する女子高生のお話です。  未成年の女の子に対する(現実の倫理観においては許されるべきではない)ハラスメントを匂わせる描写があります。苦手な方はご注意ください。  完結済マークをつけました。  別サイトにも投稿しています。
作品情報
現実世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年11月30日
和風 年の差 現代ファンタジー 女子高生 巫女 祓い屋 女性向け 両片想い 読了時間:約361分(180,425文字)
連載 完結済 44エピソード
 国王の血を引く娘でありながら、八年前の火事によって死んだことにされ、王侯貴族の証である「祈力」も失ったリーゼ。  リーゼは王子としてひとり残された双子の弟ユスブレヒトを案じ、出自を隠して平民の女官として王城に潜り込んでいた。  そんなリーゼの前にある日現れたのは、ユスブレヒトの政治的な後ろ盾を務める高位貴族アッシュヴァルツ家の嫡男、ガイウス。  彼はリーゼを自分の邸に拉致した挙句、一年前から行方が分からなくなっているユスブレヒトの代わりに、リーゼに王女リティーツィアとして王位継承権を得てほしいと迫ってきて―― 「リティーツィアは死んだわ! そんな王女はもういない。――貴方たちがそういうことにしたんじゃない」 「我々は貴女に、失踪された弟君、第二王子ユスブレヒト殿下の代わりに、王位継承の資格を得ていただきたいのです」  女性に対する暴行を匂わせる描写があります。直接的なものではありませんが、苦手な方はお気をつけください。
作品情報
異世界[恋愛] R15
最終更新日:2024年12月28日
王女 姫 王位継承 異世界ファンタジー 宮廷 権力争い 西洋風 歳の差 主従関係 読了時間:約383分(191,250文字)