普通科から芸能活動科への編入。周りが全員女子と、全てがありきたりの展開に巻き込まれた俺だが、唯一の欠点といえばそこに所属しているアイドルグループに全くもって関心がないことだ。 『やらされている』マネージャーが、『やる気のある』アイドルグループをサポートしていく意味のわからない学園生活。

たまたま頭の回転が早かった俺は校長から告げられた言葉により、ある高校で殺人予告によって実行されるであろう犯罪を、すべて無かったことにする依頼を引き受ける。 すべてが未解決であり、すべてが解決されているという新しい形に、前作と繋がる、それぞれの感情がぶつかり合う青春ストーリー。

自分が通ってる高校ではない。そもそも高校かどうかも分からない。同じ高校で同クラスの9人は、午前2時から時の動かないその校舎内で、実体の見えない《何か》に追われる。各々の人物が抱える想いと恐怖とが入り混じる、儚くも愛おしいと思えるホラーストーリー。