西暦2022年7月某日。
ジリリリリ! 終電間際まで仕事をこなし倒れる様に寝た俺、中條 斗真(なかじょう とうま)の安眠は騒音で終わった。「うるせぇ!」安眠を妨害されたと悪態も吐きたくなる。時刻は午前4時。煩い程鳴り響く非常ベルに気づいた俺が、自室の窓から外を見ると......。「もしかして大きな地震でもあったのか⁉︎」
俺の視界に移るのは赤く染まった空だった。一体何が起こったのだろう? 部屋を出た俺は自分の住む街の異常を知る事になる。
徐々に分かって行く世界の変貌。まるで某ドラマの様な過酷な現実を、ちょっぴり怖がりな男が生き残りをかけて過ごす。俺は1人が好きだ。でも世界はそれを許してくれない。自分なりに懸命に生きても理不尽な出来事が次々に襲ってくる。この世界に希望なんてあるのか? それを見つける為の長い旅は始まるんだ。
少しばかり残酷な描写あり。苦手な方はご遠慮ください。
スプラッタ 近未来 バイオハザード パンデミック シリアス風 男主人公 ハッピーエンドを ゾンビ 独り言の多い人 ホラーかもしれない
読了時間:約1,097分(548,134文字)