少しずつ……死んでいく気がしたんだ。 入学したての高校で馴染めずにいた愛理は、屋上でヒロと出会う。 ヒロはこの学校で自殺した幽霊だった。 一人を好む愛理と、ドSなクラスメート和希、超絶かっこいいけど幽霊なヒロの、微妙な三角関係の物語。

憧れたヴァージンロード。でも、私はそれを選ばない。……いや、選べなかった。

幼い私の経験。それは私を苦しめ続ける。だから、私は聖域をつくるのだ。

「実弥さんは父親の愛情を求めていただけだと思います」 下らない理由。私の本音はどこにも無い。先生と私の、放課後のひととき。【５分企画・５分大祭参加作品です】

あの日、酔いに任せて一夜を共にした男。もう二度と会わないと思ってた。なのに、再会は訪れる。あの夜は、始まりでしかなかった。

夏が終わろうとしていた。祖母の残したものと、私が受け取ったもの。夏のある日の出来事。

死ぬほど苦しいくらいが、最高に気持ちいい。【夏のホラー2009参加作品】

終わりの無い苦しみ。逃れるために私は公園にいる。

変わらない日常、変わっていく日々。追いつけなくて苦しい。そんな私に彼女は喧嘩を売ってくる。

突如姿を現す謎の占い師ナツは、時間と引き換えに未来を占ってくれるという。彼の占いで見える数時間先の未来。それは……。